目次
本項目ではOpenCL1.2の規格書を著者が意訳・要約したものを掲載します。重複する解説についてはオリジナルの規格書を可能な限り忠実に意訳しました。
本章では、前章までのJOCLによるカーネルやプログラムオブジェクトの設定からステップアップして、カーネル内でロジック・アルゴリズムのプログラミングを解説していきます。
また文法や書式といったものだけでなく、OpenCL C言語を用いてプログラミングするために役立つ組込み関数やデータ型も解説していきます。その際、レファレンスも解説と合わせて掲載します。これからOpenCLを学ぶエンジニアにとってレファレンスは膨大な情報なので処理しきれないでしょうが、APIやOpenCL C言語に慣れてきてサンプルのソースコードを解読したい人や、手を動かして試したい方には便利なので付録ではなく、解説と併記することにしました。若干読みにくくなるはずですが、多少の読みにくさについてはご辛抱頂きたくお願い致します。
もちろん、レファレンスとはいってもOpenCL 1.2の規格を完璧に複製・網羅したものではないので、理解できない表現などがあれば規格書を読んで頂くことを前提とします。ただし本書で使う関数やデータ型については、カバーされています。
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