表B.100 表:clEnqueueMarkerWithWaitList
関数 | ||
cl_int | clEnqueueMarkerWithWaitList ( cl_command_queue command_queue, cl_uint num_events_in_wait_list, const cl_event *event_wait_list, cl_event *event ) | |
イベントリストが完了を待機するマーカーコマンドを挿入。 リストが空の場合、前にコマンドキューに挿入した全ての コマンドが完了するのを待機。このイベントは待機すべきイ ベントを戻し、event_wait_list内の全イベントまたは以前 に挿入(このコマンドがキューに挿入される前に)した全コマ ンドが完了することを保証する。 | ||
引数 | ||
command_queue | 有効なコマンドキューを指定。 | |
num_events_ in_wait_list | event_wait_list で指定したイベントオ ブジェクトの個数を 指定。 | |
event_wait_list | このコマンドが実行 される前に完了されて いるイベントを指定。 event_wait_list がNULLの場合、この コマンドはどのイベン トの完了待機もしない。 event_wait_listが NULLの場合、 num_events_in_ wait_listは0となる 必要がある。 event_wait_listが NULLではない場合、 event_wait_listが 指す各イベントは有効 となり、 またnum_events_in_ wait_listは0より大 きな値となる必要がある。 event_wait_listに 指定したイベントは同 期点としてふるまう。 event_wait_list内の イベントと関連付けられ たOpenCLコンテキストと command_queueと関連 付けられたOpenCLコン テキストは同じとなる必 要がある。 event_wait_listと関 連付けられたメモリ領域 は関数が戻った後に、再 利用か解放できる。 | |
event | 複製コマンドを識別する イベントオブジェクトが戻 され、コマンド完了の確 認やコマンド完了の待機 に使える。 eventがNULLの場合、ア プリケーションはコマンド の状況確認やコマンド完 了待ちができなくなる。 event_wait_listと eventがNULLでない場合、 eventはevent_wait_ list配列の要素を参照す べきでない。 clEnqueueBarrier WithWaitListを代わり に使うことができる。 event_wait_listと event引数NULLでない場合、 event引数はevent_ wait_list内の要素を参 照すべきでない。 | |
成功した場合の戻り値 | ||
CL_SUCCESS | ||
失敗した場合の戻り値 | ||
CL_INVALID_ COMMAND_QUEUE | command_queueが有効 なコマンドキューでな い場合。 | |
CL_INVALID_ CONTEXT | command_queueと event_wait_list内の イベントに関連付けられ たコンテキストがおなじ でない場合。 | |
CL_INVALID_ EVENT_WAIT_LIST | event_wait_listが NULLで、 num_events_in_ wait_list > 0の場合。 event_wait_listが NULLでなくnum_events_ in_wait_listが0の場合。 event_wait_list内の イベントオブジェクトが有 効なイベントでない場合。 | |
CL_OUT_OF_ RESOURCES | デバイス上のOpenCL 実装が必要とする リソース確保に失敗 した場合。 | |
CL_OUT_OF_ HOST_MEMORY | ホスト上のOpenCL 実装が必要とする リソース確保に失敗 した場合。 |
表B.101 表:clEnqueueBarrierWithWaitList
関数 | ||
cl_int | clEnqueueBarrierWithWaitList ( cl_command_queue command_queue, cl_uint num_events_in_wait_list, const cl_event *event_wait_list, cl_event *event ) | |
イベントリストが完了を待機するバリアーコマン ドを挿入。 リストが空の場合、前にコマンドキューに挿入した全 てのコマンドが完了するのを待機。このコマンドはコ マンド実行をブロック。つまり、コマンドが終了する まで、以降に挿入されたコマンドは実行されない。この イベントは待機すべきイベントを戻し、event_wait_ list内の全イベントまたは以前に挿入(このコマンドが キューに挿入される前に)した全コマンドが完了するこ とを保証する。 | ||
引数 | ||
command_queue | 有効なコマンドキューを指定。 | |
num_events_ in_wait_list | event_wait_list で指定したイベントオブ ジェクトの数を指定 します。 | |
event_wait_ list | このコマンドが実行 される前に完了されて いるイベントを指定。 event_wait_listが NULLの場合、このコマン ドはどのイベントの完了 待機もしない。 event_wait_listが NULLの場合、num_events_ in_wait_listは0となる 必要がある。 event_wait_listがNULL ではない場合、event_ wait_listが指す各イベント は有効となり、またnum_ events_in_wait_listは0 より大きな値となる 必要がある。 event_wait_listに 指定したイベントは同 期点としてふるまう。 event_wait_list内の イベントと関連付けられ たOpenCLコンテキスト と command_queueと関 連付けられたOpenCLコン テキストは同じとなる必 要がある。 event_wait_listと関 連付けられたメモリ領域 は関数が戻った後に、再 利用か解放できる。 | |
event | 複製コマンドを識別 するイベントオブジェ クトが戻され、コマンド 完了の確認やコマンド完 了の待機に使える。 eventがNULLの場合、 アプリケーションはコ マンドの状況確認やコ マンド完了待ちがで きなくなる。 event_wait_list とeventがNULLでな い場合、eventは event_wait_list 配列の要素を参照す べきでない。 clEnqueueBarrier WithWaitListを代 わりに使うことがで きる。event_wait_ listとevent引数 NULLでない場合、 event引数はevent_ wait_list内の要素を 参照すべきでない。 | |
成功した場合の戻り値 | ||
CL_SUCCESS | ||
失敗した場合の戻り値 | ||
CL_INVALID_ COMMAND_QUEUE | command_queueが 有効なコマンドキュ ーでない場合。 | |
CL_INVALID_ CONTEXT | event_wait_list 内のイベントと command_queueに 関連付けられたコン テキストが同じで ない場合。 | |
CL_INVALID_ EVENT_WAIT_LIST | event_wait_list がNULLで、 num_events_in_ wait_list > 0の場合。 event_wait_listが NULLでなくnum_ events_in_wait_listが0 の場合。 event_wait_list 内のイベントオブジェ クトが有効なイベン トでない場合。 | |
CL_OUT_OF_ RESOURCES | デバイス上のOpenCL 実装が必要とする リソース確保に失敗 した場合。 | |
CL_OUT_OF_ HOST_MEMORY | ホスト上のOpenCL 実装が必要とする リソース確保に失敗 した場合。 |
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