2. C++ カスタムアロケーターを作る意義

C++ ではメモリー領域の割り当てにはアロケーターなるオブジェクトを使うことがあります。

アロケーターは C++ 規格で定められた要件を満たすオブジェクトのことで以下のような用途に使われることがあります。

これらの用途でアロケーターを設計する機会があるかは、読者の専門分野によるでしょうかね。

しかしアロケーターのコーディングには C++ プログラマーが身につけておくと便利なプログラミング技法が盛りだくさんなため、一度はコードすべきという人もそれなりにいます。

まあ忙しいときにそんな事言われても迷惑なだけなんで、大抵はガン無視されるプログラマーあるあるだとは思います。

アロケーターを設計といっても glibc / malloc の細かなアルゴリズムを理解するような面白さは全くないですが、それなりに役に立つこともあるでしょう。

まあアロケーターを設計すると言いつつ趣味の世界である Doug Lea の malloc 実装を理解しようなんて強者もいるっちゃいますが、誰もが魔界に行くわけじゃないですんで、本書は Linux 環境の C++ プログラミングに限定するものとします。

注記

Doug Lea の malloc 実装はネットで無料配布されてるはずなんで検索してみてください。

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