16.14. カーネルオブジェクト情報の取得

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get_info関数はカーネルオブジェクトについての情報を取得します。

詳しくは「表：clGetKernelInfo」（Table B.82, “表：clGetKernelInfo”）と「表：cl_kernel_info」（Table B.83, “表：cl_kernel_info”）を参照ください。

get_info(param)

param引数はkernel_infoのビットフィールドの値を指定します。

詳しくは「表：cl_kernel_info」（Table B.83, “表：cl_kernel_info”）を参照ください。

kernel_infoは、get_info関数の引数として指定するビットフィールドを含むクラスです。

class pyopencl.kernel_info

ビットフィールドの値は以下のものがあります。

Table 16.5. pyopencl.kernel_info

ATTRIBUTES

CONTEXT

FUNCTION_NAME

NUM_ARGS

PROGRAM

REFERENCE_COUNT

get_work_group_info関数はカーネルオブジェクトに関するデバイス特有の情報を取得します。

詳しくは「表：clGetKernelWorkGroupInfo」（Table B.84, “表：clGetKernelWorkGroupInfo”）と「表：cl_kernel_work_group_info」（Table B.85, “表：cl_kernel_work_group_info”）を参照ください。

get_work_group_info(
    param, #(1)
    device) #(2)

(1)	kernel_work_group_infoのビットフィールの値を指定。
(2)	kernelに関連付けられたOpenCLデバイスデバイスのリストの中からひとつを指定。デバイスのリストは、カーネルと関連付けられたOpenCLコンテキスト内のデバイスのリストとなる。

詳しくは「表：cl_kernel_work_group_info」（Table B.85, “表：cl_kernel_work_group_info”）を参照ください。

class pyopencl.kernel_work_group_info

Table 16.6. pyopencl.kernel_work_group_info

COMPILE_WORK_GROUP_SIZE

GLOBAL_WORK_SIZE

LOCAL_MEM_SIZE

PREFERRED_WORK_GROUP_SIZE_MULTIPLE

PRIVATE_MEM_SIZE

WORK_GROUP_SIZE

get_arg_info関数はカーネル引数に関する情報を戻します。

詳しくは「表：clGetKernelArgInfo」（Table B.86, “表：clGetKernelArgInfo”）と「表：cl_kernel_arg_info」（Table B.87, “表：cl_kernel_arg_info”）を参照ください。

関数の定義は以下のようになります。

get_arg_info(
    arg_index, #(1)
    param) #(2)

(1)	引数添字（インデックス）を指定。
(2)	調べたい引数情報を指定。

カーネルオブジェクトの引数に対応するカーネル関数（OpenCL-C）の引数はprivate, constant, global, localの全てを使うことができます。但し引数がポインタの場合は、privateを使うことはできません。

kernel_arg_infoは、get_arg_infoの引数として指定するビットフィールドの値を持つクラスです。

詳しくは「表：cl_kernel_arg_info」（Table B.87, “表：cl_kernel_arg_info”）を参照ください。

class pyopencl.kernel_arg_info

下表がkernel_arg_infoで定義されているビットフィールドの値です。

Table 16.7. pyopencl.kernel_arg_info

ACCESS_QUALIFIER

ADDRESS_QUALIFIER

NAME

TYPE_NAME

TYPE_QUALIFIER