表B.73 表:clGetProgramInfo
関数 | ||
cl_int | clGetProgramInfo ( cl_program program, cl_program_info param_name, size_t param_value_size, void *param_value, size_t *param_value_size_ret ) | |
プログラムオブジェクトについての情報を取得。 | ||
引数 | ||
program | 有効なプログラム オブジェクトを指定。 | |
param_name | 取得する情報を指定。 | |
param_value_ size | param_valueが指す メモリのサイズをバイト で指定。このサイズは戻 り値型のサイズ以上とな る必要がある。 | |
param_value | param_nameに指定した 情報についての値が返され るメモリ空間へのポインタ。 NULLの場合は無視。 | |
param_value_ size_ret | param_valueに複製さ れるデータの実際のサイ ズをバイトで戻す。NULL の場合は無視。 | |
成功した場合の戻り値 | ||
CL_SUCCESS | ||
失敗した場合の戻り値 | ||
CL_INVALID_ VALUE | param_nameが有効 でない場合。 param_value_sizeで 指定したバイトサイズが 戻り値型のサイズより小 さく、param_valueが NULLの場合。 | |
CL_INVALID_ PROGRAM | programが有効な プログラムオブジェクト でない場合。 | |
CL_INVALID_ PROGRAM_ EXECUTABLE | param_nameがCL_ PROGRAM_NUM_KERNELS またはCL_PROGRAM_ KERNEL_NAMESで、 programと関連付けられ たデバイスのリストで一 つのデバイスでも、実行 可能プログラムのビルド に成功してない場合。 | |
CL_OUT_ OF_RESOURCES | デバイス上のOpenCL実 装が必要とするリソース確 保に失敗した場合。 | |
CL_OUT_OF_ HOST_MEMORY | ホスト上のOpenCL実装が 必要とするリソース確保に 失敗した場合。 |
表B.74 表:cl_program_info
cl_program_ info   | 戻り値型    | param_value に戻る情報  |
CL_PROGRAM_ REFERENCE_ COUNT | cl_uint   | programの参照カ ウントを戻す。  |
CL_PROGRAM_ CONTEXT | cl_context | programを作成する 際に指定したOpenCL コンテキストを戻す。   |
CL_PROGRAM_ NUM_DEVICES | cl_uint | program と関連付 けられているデバイス の数を戻す。 |
CL_PROGRAM_ DEVICES | cl_device_id[] | programと関連付け られているデバイス のリストを戻す。 programを生成したコ ンテキストに関連付け られたデバイスまたは clCreateProgram WithBinaryを使用し てprogramを生成した 際に指定したデバイス のサブセット。 |
CL_PROGRAM_ SOURCE | char[] | clCreateProgram WithSourceで指定 したプログラムソース コードを戻す。戻される ソース文字列は全ての ソース文字列を結合し NULL終端をつけたも のとなる。結合した文字 列はどのNULL値も取り 去る。 clCreateProgram WithBinaryまたは clCreateProgram WithBuiltinKernels でプログラムを生成し た場合は、NULL文字列 または、プログラム ソースコードがバイナリ に格納されているので あれば適切なプログラム ソースコードが戻される。  |
CL_PROGRAM_ BINARY_SIZES | size_t[] | プログラムに関連付 けられた各デバイスに対 して、プログラムバイナリ のバイトサイズを含む配列 を戻す。配列のサイズは プログラムに関連付けら れたデバイスの個数となる。 バイナリが使用可能でない 場合は、0サイズが戻る。 プログラムが clCreateProgram WithBuiltinKernelsで 生成された場合、OpenCL 実装は戻される配列のどの エントリでも0を戻す。 |
CL_PROGRAM_ BINARIES  | unsigned char *[] | programに関連付けられ た全てのデバイス用のプ ログラムバイナリ(実行可 能バイナリ、コンパイル済 みバイナリ、ライブラリバ イナリ)を戻す。プログラ ム内の各デバイスに対して、 戻されるバイナリは、プロ グラムがclCreateProgram WithBinaryで生成される 際のデバイスに指定したバ イナリとなる。もしくは、 clBuildProgramまたは clLinkProgramで生成した 実行可能バイナリとなる。 clCreateProgramWith Sourceでプログラムを生成 した場合、戻されるバイナリ はclBuildProgram、 clCompileProgram、 clLinkProgramのいずれ かで生成したバイナリとなる。 |
CL_PROGRAM_ NUM_KERNELS | size_t | プログラム内の clCreateKernelで生成 されたkernelsの個数 を戻す。 |
CL_PROGRAM_ KERNEL_NAMES | char[] | プログラム内の clCreateKernelで生成 されたカーネルの名称を セミコロン区切りのリス トで戻す。 |
表B.75 表:clGetProgramBuildInfo
関数 | ||
cl_int | clGetProgramBuildInfo ( cl_program program, cl_device_id device, cl_program_build_info param_name, size_t param_value_size, void *param_value, size_t *param_value_size_ret ) | |
プログラムオブジェクト内の各デバイスについての ビルド情報を取得。 | ||
引数 | ||
program | 有効なプログラム オブジェクトを指定。 | |
device | ビルド情報を取得する OpenCLデバイスを指定。 programと関連付けられ た有効なデバイスとなる 必要がある。 | |
param_name | 取得する情報を指定。 | |
param_value | param_nameに指定した 情報についての値が戻る メモリ空間へのポインタ。 NULLの場合は無視。 | |
param_value_ size | param_valueが指す メモリのサイズをバイト で指定。このサイズは戻り 値型のサイズ以上となる 必要がある。 | |
param_value_ size_ret | param_valueに複製 されるデータの実際の サイズをバイトで戻す。 NULLの場合は無視。 | |
成功した場合の戻り値 | ||
CL_SUCCESS | ||
失敗した場合の戻り値 | ||
CL_INVALID_ DEVICE | デバイスがプログラムに 関連付けられたデバイス のリストにない場合。 | |
CL_INVALID_ VALUE | param_nameが有効 でない場合。 param_value_size のバイトサイズが戻り 値の型より小さい場合。 param_valueがNULL の場合。 | |
CL_INVALID_ PROGRAM | programが有効な プログラムオブジェクト でない場合。 | |
CL_OUT_ OF_RESOURCES | デバイス上のOpenCL 実装が必要とするリソース 確保に失敗した場合。 | |
CL_OUT_OF_ HOST_MEMORY | ホスト上のOpenCL 実装が必要とする リソース確保に失敗 した場合。 |
表B.76 表:cl_program_build_info
cl_program_ build_info | 戻り値型  | param_value に戻す情報 |
CL_PROGRAM_ BUILD_STATUS | cl_build_ status | deviceについての programのビルド状 況を戻す。戻す値は以 下のうちの一つとなる。 CL_BUILD_NONE - device用のprogram のビルドが行われてい ない場合。 CL_BUILD_ERROR - 最後に呼び出した clBuildProgram、 clCompileProgram、 clLinkProgramでの、 device用の program のビルドでエラーが 発生していた場合。 CL_BUILD_SUCCESS - 最後に呼び出した clBuildProgram、 clCompileProgram、 clLinkProgramでの、 device用のprogramの ビルドが成功していた 場合。 CL_BUILD_IN_ PROGRESS - 最後に呼び出した clBuildProgram、 clCompileProgram、 clLinkProgramでの、 device用のprogram のビルドが終了して いない場合。 |
CL_PROGRAM_ BUILD_OPTIONS | char[]  | clBuildProgram、 clCompileProgram、 clLinkProgramを呼 び出した際に options 引数に指定したビルド、 コンパイル、リンクオ プションを戻す。 device用のprogram のビルドステータスが CL_BUILD_NONEの場合 は、空文字列が戻される。 |
CL_PROGRAM_ BUILD_LOG | char[] | clBuildProgram、 clCompileProgram、 clLinkProgramを呼 び出した際のビルドロ グを戻す。 device用のprogram のビルド状況が CL_BUILD_NONEのとき は、空文字列が戻される。  |
CL_PROGRAM_ BINARY_TYPE | cl_program_ binary_type  | デバイスのプログラム バイナリ型を戻す。 戻す値は以下のうちの 一つとなる。 CL_PROGRAM_ BINARY_TYPE_NONE – デバイスに関連付けら れたプログラムがない場合。 CL_PROGRAM_BINARY_ TYPE_COMPILED_ OBJECT – コンパイル済みの バイナリがデバイス と関連付けられている。 clCreateProgram WithSourceでprogram を生成した場合や、 clCompileProgramを 使ってコンパイルしたり、 clCreateProgramWith Binaryを使ってコンパイ ル済みバイナリをロード した場合に該当。 CL_PROGRAM_ BINARY_TYPE_ LIBRARY – ライブラリバイナ リがデバイスに関連付 けられる。programが clLinkProgramで生成 され、-create-library リンクオプションをつ けた場合や、ライブラリ バイナリをclCreate ProgramWithBinaryを 使ってロードした場合 に該当。 CL_PROGRAM_ BINARY_TYPE_ EXECUTABLE – 実行可能バイナリ がデバイスに関連付 けられている。program がclLinkProgram で生成され、 -create-libraryリ ンクオプションをつけ ない場合や、program がclBuildProgramで 生成された場合や、 実行可能バイナリを clCreateProgramW ithBinaryを使って ロードした場合に該当。 |
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