表B.53 表:clCreateSampler
関数 | ||
cl_sampler | clCreateSampler ( cl_context context, cl_bool normalized_coords, cl_addressing_mode addressing_mode, cl_filter_mode filter_mode, cl_int *errcode_ret ) | |
サンプラオブジェクトを生成。 | ||
引数 | ||
context | 有効なOpenCL コンテキストを指定。 | |
normalized_ coords | イメージ座標が 正規化されるかど うか決定。 (CL_TRUEで正規化、 CL_FALSEで非正規化) | |
addressing_ mode | イメージから読み 込む際に範囲外イメ ージ座標が処理され る方法を指定。以下 の値をとる。 CL_ADDRESS_ MIRRORED_REPEAT CL_ADDRESS_ REPEAT CL_ADDRESS_ CLAMP_TO_EDGE CL_ADDRESS_ CLAMP CL_ADDRESS_ NONE | |
filter_mode | イメージから読み 込む際に適用される フィルター型を指定。 次の値のいずれか をとる。 CL_FILTER_ NEAREST CL_FILTER_ LINEAR | |
errcode_ret | 適切なエラーコ ードを戻す。NULL の場合はエラーコ ードは戻らない。 | |
成功した場合 の戻り値 | ||
有効な非ゼロ のサンプラーオブ ジェクトを戻し、 errcode_retを CL_SUCCESSに設定。 | ||
失敗した場合 のerrcode_retの値 | ||
CL_INVALID_ CONTEXT | contextが有効 なコンテキスト でない場合。 | |
CL_INVALID_ VALUE | addressing_mode, filter_modeまたは normalized_coords か、その組み合わせが 有効でない場合。 | |
CL_INVALID_ OPERATION | contextと関連付 けられたデバイスが イメージをサポート しない場合。 | |
CL_OUT_OF_ RESOURCES | デバイス上のOpenCL 実装が必要とするリ ソース確保に失敗し た場合。 | |
CL_OUT_OF_ HOST_MEMORY | ホスト上のOpenCL 実装が必要とするリソ ース確保に失敗した 場合。 |
表B.54 表:clRetainSampler
関数 cl_int clRetainSampler ( cl_sampler sampler ) | ||
サンプラーの参照カウントをインクリメ ント。暗黙的リテインをする。 | ||
引数 | ||
成功した場合の戻り値 | ||
CL_SUCCESS | ||
失敗した場合の戻り値 | ||
CL_INVALID_SAMPLER | samplerが有効な サンプラオブジェク トでない場合。 | |
CL_OUT_OF_ RESOURCES | デバイス上のOpenCL 実装が必要とするリ ソース確保に失敗した 場合。 | |
CL_OUT_OF_ HOST_MEMORY | ホスト上のOpenCL 実装が必要とする リソース確保に失敗 した場合。 |
表B.55 表:clReleaseSampler
関数 cl_int clReleaseSampler ( cl_sampler sampler ) | ||
サンプラーの参照カウントをデク リメント。サンプラーオブジェクトは参 照カウントが0になり、コマンドキュー に挿入されたサンプラを使うコマンドの 実行が終了すると削除される。 | ||
引数 | ||
成功した場合の戻り値 | ||
CL_SUCCESS | ||
失敗した場合の戻り値 | ||
CL_INVALID_SAMPLER | samplerが有効 なサンプラオブジ ェクトでない場合。 | |
CL_OUT_OF_ RESOURCES | デバイス上の OpenCL実装が 必要とするリソー ス確保に失敗し た場合。 | |
CL_OUT_OF_ HOST_MEMORY | ホスト上のOpenCL 実装が必要とする リソース確保に失敗 した場合。 |
表B.56 表:clGetSamplerInfo
関数 | ||
cl_int | clGetSamplerInfo ( cl_sampler sampler, cl_sampler_info param_name, size_t param_value_size, void *param_value, size_t *param_value_size_ret ) | |
サンプラーオブジェクトについての情報を取得。 | ||
引数 | ||
sampler | サンプラーを指定。 | |
param_name | 取得する情報を指定。 | |
param_value | param_nameに 指定した情報につ いての値が返される メモリ空間へのポ インタ。NULLの場 合は無視。 | |
param_value_ size | param_valueが 指すメモリのサイズ をバイトで指定。 このサイズは戻り 値型のサイズ以上 となる必要がある。 | |
param_value_ size_ret | param_valueに コピーされるデータ の実際のサイズをバ イトで戻す。NULLの 場合は無視。 | |
成功した場合の戻り値 | ||
CL_SUCCESS | ||
失敗した場合の戻り値 | ||
CL_INVALID_VALUE | param_nameが サポートされている 値でない場合。 param_value_size で指定されたサイズが 戻り値型のサイズより 小さく、param_value がNULLでない場合。 | |
CL_INVALID_ SAMPLER | samplerが有効な サンプラーオブジェ クトでない場合。 | |
CL_OUT_OF_ RESOURCES | デバイス上の OpenCL実装が必要 とするリソース 確保に失敗した場合。 | |
CL_OUT_OF_ HOST_MEMORY | ホスト上のOpenCL 実装が必要とする リソース確保に失敗 した場合。 |
表B.57 表:cl_sampler_info
cl_sampler_ info | 戻り値型 | param_valueに 戻される情報 |
CL_SAMPLER_ REFERENCE_ COUNT | cl_uint   | samplerの参照 カウントを戻す。  |
CL_SAMPLER_ CONTEXT | cl_context | samplerを作成 するときに指定し たコンテキストを戻す。 |
CL_SAMPLER_ NORMALIZED_ COORDS | cl_bool | samplerと関連付 けられた正規化座 標値を戻す。 |
CL_SAMPLER_ ADDRESSING_ MODE | cl_addressing_ mode | samplerと関連付 けられたアドレス モード値を戻す。 |
CL_SAMPLER_ FILTER_MODE | cl_filter_ mode | samplerと関連付 けられたフィルタ モード値を戻す。 |
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